関西電力は17日、美浜原発(福井県美浜町)の敷地内で原発新設を検討するため行うとしていた現地調査について、11月に美浜原発の北側と南側のエリアで開始すると発表した。2030年ごろまでかけ、原子炉の設置に適した地質・地盤かどうかを確認する。
関電が発表した現地調査計画によると、調査は発電所の敷地内外で実施。より適したエリアを選定する概略調査と、選定したエリアの地質・地盤を確認する詳細調査の2段階で行う。
概略調査は11月~27年3月、発電所の北側エリア8カ所と南側エリア13カ所で、ボーリング調査などを行い、地質の分布や活断層の有無を調べる。詳細調査は27年4月からの予定で、選定したエリアで試掘坑を掘るなどして、地質や地盤を確認する。
関電はこの日、美浜町に調査…